初版は1975年。夏休み。小学6年生のリナは1人、家族と暮らす静岡から東京、仙台と電車を2回乗り継いで、父から聞いた「霧の谷」へと旅をした。そこでは、「ピコット屋敷」という下宿に滞在し、町の住民たちの仕事を手伝うことに。少女の不思議なひと夏を楽しく温かく描く、日本の名作ファンタジー