紀伊国屋書店は11月30日、藤則幸男副社長(65)が12月1日付で社長に昇格する人事を発表した。高井昌史会長兼社長(76)は、代表権のある会長に専念する。

紀伊国屋書店社長に就任した藤則幸男氏
紀伊国屋書店社長に就任した藤則幸男氏

 紀伊国屋書店が同日発表した23年8月期連結決算は、売上高が前期比8%増の1306億円、純利益が同56%増の31億円で、いずれも18年8月期に連結決算に移行して以降最高を記録し、3期連続の増収増益となった。海外学術雑誌の輸入販売と海外店舗の売り上げがけん引した。

 国内では22年9月のアリオ亀有店に続き、23年11月にはゆめタウン出雲店を開店。23年1月には新宿本店のリニューアル工事を完了した。また海外では22年11月に文具専門店のサンタアニータ店(米国)を書籍も扱う店舗へと刷新、同月にはマニラ三越店(フィリピン)で地元書店と業務提携して日本語書籍の販売をスタートした。グループ店舗数は、国内68店、海外41店となった。

23年1月にリニューアルオープンした紀伊国屋書店新宿本店
23年1月にリニューアルオープンした紀伊国屋書店新宿本店
藤則幸男(ふじのり・ゆきお) 広島大学卒、80年紀伊国屋書店入社。05年ライブラリーサービス営業本部長を経て、08年取締役。18年取締役副社長、20年より店売総本部長兼管理部門担当。22年代表取締役副社長。