内容紹介

アメリカのMBA、ロースクールで定番のファイナンスの教科書。翻訳は第6版が2002年、第8版が2007年で、ともに上下合計で3万部を超えるロングセラー。第10版は、リーマン・ショックとそれに続いた世界金融危機、ヨーロッパを襲ったソブリン危機後の2011年春に原書が出版されており、金融を取り巻く環境が激変したことを盛り込んでいる。

リチャード・A・ブリーリー(Richard A. Brealey)
ロンドン・ビジネススクールのファイナンス担当教授。ヨーロッパ・ファイナンス学会会長、アメリカ・ファイナンス学会理事を務めた。英国学士院フェローであり、イングランド銀行総裁の特別顧問や多くの金融機関の取締役を歴任。主な著書にIntroduction to Risk and Return from Common Stocksなど。

スチュワート・C・マイヤーズ(Stewart C.Myers)
MITスローン・スクール・オブ・マネジメントのファイナンス担当、ロバート・C・マートン(1970)講座・教授。アメリカ・ファイナンス学会会長を務め、全米経済研究所(NBER)リサーチ・アソシエイト。主要な研究分野は、財務上の意思決定、価値評価手法、資本コストおよび政府の産業規制の金融的な側面など。マイヤーズ博士は、エンタジー・コーポレイーションとブラットル・グループの取締役であり、財務コンサルタントとしても活躍している。

フランクリン・アレン(Franklin Allen)
ペンシルバニア大学ウォートン・スクールのファイナンス担当、日本生命講座・教授。アメリカ・ファイナンス学会、ウエスタン・ファイナンス学会、ソサエティ・フォー・フィナンシャル・スタデォーズの会長を歴任。主要な研究分野は、金融革新、資産価格バブル、金融システム比較および金融危機など。スウェーデン中央銀行(Sveriges Riksbank)の学術顧問でもある。