コモディティ・ファイナンス

内容紹介

エネルギー・貴金属・穀物の相場高騰により脚光を浴びる「コモディティ（商品取引）」の価格形成理論と市場動向について、体系的に網羅した決定版テキスト。すでに価格形成の理論的基礎が確立している株・債券分野とは異なり、科学的な論文や体系的な著書がきわめて少ないなかで、初めての本格的な基本テキストとして刊行された。本書前半ではコモディティ市場に関する基本的なファイナンス理論を詳しく解説し、後半では、伝統的な取引（農産物、金属、石油、ガス、電力、石炭など）に加え、排出権・天候デリバティブなど最先端の取引も含めて、各市場の動向を分析する。金融機関や事業会社（商社、電力・ガス会社）に務める実務家、機関投資家、年金運用の担当者など、コモディティ市場に関心をもつビジネス人のための必読書。