内容紹介

学校教育、病院、老人介護、農業、環境……。いずれも、人間が生きていくのに欠かせない「公」の仕事。日本においてそれは、これまで「官」製事業だった。けれども、ご存知のとおり、「官」の仕組みは制度疲労をおこし、崩壊しつつある。21世紀、「公」の仕事を担うのは、「官」ではない、「民」だ! ワタミの総帥、渡邉美樹がいま立ち上がり、学校を、病院を、老人ホームを、農業を、地球環境を、「経営力」で再生し始めた。机上の空論はもういらない。本書では、崩壊しつつある中高一貫校、経営不振に陥った病院、岐路に立たされた老人ホーム、後継者がいない前近代的な農業、壊れかけた地球環境、そしてカンボジアの貧しい子どもたちを、渡邉自らが身銭を切り、現場に乗り込み、ワタミで培った「経営力」で、見事救っていくまでを具体的に語っていく。返す刀で、お客様=「生徒、患者、お年寄、そしてすべての日本人」の幸せをまったく考えない、「官」による「公」仕事のあり方に鉄槌を下す。役所や政治家に頼らず、民の力で「公」は再生できる!それを示した「直接民主主義のススメ」の書、それが本書だ!