内容紹介

1982年のピューリッツァー賞(ノンフィクション部門)を受賞した、ハードウェアとファームウェアを中心としたコンピュータ開発についてのベストセラー・ノンフィクションが新訳・新装版としてよみがえりました。米データゼネラル社に密着取材した、16ビット・ミニコンの後継機種の32ビット・ミニコンEclipse MV/8000の開発ストーリーです。ライバルであるDEC社のVAX11/780に対抗します。データゼネラル社、さらにライバルであるDEC社はともに他社に買収・吸収合併され、今は会社名としては残っていませんが、開発ストーリーとしては、今にも通ずるものがあります。小飼弾氏の解説「ムーアの法則の彼方に」付きです。同氏は本書を「コンピュータ開発の魂は今も生きている。ただの昔話ではないことは魂をかけて保証する。」と評しています。また、『闘うプログラマー』(日経BP社)は、本書をOS開発に置き換えたものとも言えます。