内容紹介
◆ 世界中のウェブページから一瞬にして検索するしくみがわかるインターネットを使ううえで、もはやなくてはならない「検索エンジン」は、
何百億とあるサイトからどうやってページを探し出しているのでしょうか。
検索エンジンの目的は、「もれなく、すばやく、的確に」ということです。
これを実現するべく、収集・索引・順序付けの技術を発展させてきました。
本書は、基本となる技術と、今なお技術革新が進む部分とのバランスをとりながら、
ネットを検索するしくみをわかりやすく説明した初の解説書です。
「協調フィルタリング」など先端技術もカバーします。
◆「図書館」「本」「ライト」身近な例で先端技術がすらすら理解できる
検索エンジンの役割は、まさに図書館の司書にあたります。また、検索エンジンの
調べるしくみは、本の索引をさまざまにアレンジしたものともいえます。
本来は複雑な検索エンジンの中身を、図書館や本、ライトといった身近の例
たとえながら、たくさんのイラストや図を交えて説明します。
コンピュータや数学の専門知識がなくても面白く読めます。
◆ 検索エンジンを第一線で開発する著者が本物のエンジンの姿を説き明かす
検索エンジンに投げかけられる質問には、「一言で言い表せないもの」もあります。
そうした曖昧な利用者の要求についても、検索エンジンは答えを返します。
「本当に欲しかった情報」と人を結びつけるためにどのような先端技術を取り入れ、
運用しているのか、検索エンジンの開発者である著者ならではの鋭い視点で掘り下げています。
著者について
森 大二郎(もり だいじろう)
プログラマ。有限会社未来検索ブラジル所属。一生オープンソースソフトウエアを
書きながら糊口を凌いでいきたいと考えています。
参加作品:
・全文検索エンジンSenna http://qwik.jp/senna/
・全文検索エンジンgroonga http://groonga.org/
など