内容紹介

クラウド開発時代に向けたパラダイムシフトがどのようなものなのかを、地に足の着いた技術的視点から、実例も交えつつ解説しています。「クラウドとは、Azureとは、結局のところ何なのか?」「クラウドやAzureはどのように考えるべきものなのか?」を、技術者にとって平易な言葉で伝えることを目的としています。読者ターゲットとしては、アーキテクトなどのTDM(Technical Decision Maker)から、開発者までを想定。「これからクラウド上でのアプリケーション開発に関わるという人は、まずこの一冊をしっかり読むように」と言われるような本を目指しています。
 本書で扱う主な内容は、以下の通りです。
・第1章 クラウドコンピューティング概要:クラウドコンピューティングとは何か? を今一度再整理し、この波が日常の自分たちのビジネスにどのような影響を与えるのかを俯瞰します。また、業界全体としてどのような動きがあるのか、どのような方向に今後向かっていくと思われるのかを、技術的な視点で解説します。
・第2章 Windows Azureプラットフォーム概要:Windows Azureとは何か? を、技術者の視点で解説します。コーディングには深く立ち入らず、アーキテクチャ的な視点でプラットフォームの特徴や特性を解説すると共に、その強みや弱みを整理します。
・第3章 クラウドとオンプレミスの考え方の違い:クラウドに取り組んでいくにあたって必要となる、オンプレミスからの主なパラダイムシフトについて解説します。オンプレミスとクラウドにおける考え方の違いを明確化し、まず技術者として理解しておくべきポイントを解説します。
・第4章 Azure上でのアプリケーション開発概要:クラウド上での開発の実態を知るために、本章では、実際に Windows Azure上で簡単なアプリケーションコード(WebアプリおよびRIAアプリ)をハンズオン形式で実装・配置します。これによって、より理解を深めることができます。