内容紹介

「不運な人」と「幸運な人」はどこが違うのか? スイス・バンカー仕込みの冷徹な観察眼で、人を翻弄する「運」の本質に迫り、「運」を向上させるための実践法則を提案。
ベストセラー『マネーの公理』に続く「処世術の名著」復刻!


[本書より]
運が良い人と運が悪い人の違いは何か。いつもツイている人がいる一方で、ほとんどツキに見放されている人がいるのには何か理由があるのだろうか?
この答えを見つけるために私は1000人以上の人生を観察してきた。その結果、運の良い人は幸運に恵まれやすく不幸を避けやすいポジションを目指しながら日々の生活を送っていることがわかった。
具体的に言うと、運の良い人は「一三の方法」を実践している。彼らが意識的にこれらの方法を使い分けているということではなく、また、13の方法すべてを実践しているわけでもない。実際には六つないし八つ程度の方法を実践している人が多いようだが、それで十分なのだ。一方、運の悪い人はせいぜい2つか3つの方法しか使っておらず、それも1つとしてきちんと実践していない。
あなたが運を向上させたいのなら、まずは「13の方法」をしっかり学ぶことだ。すべてがぴったり当てはまることはないかもしれないが、いくつかの方法はすぐに役立つだろう。残りは将来のためにとっておけばいい。
あなたの人生はいま劇的に変わろうとしている。乞う、ご期待。



著者について
[著者]
マックス・ギュンター(Max Gunther 1927-1998)
米国のジャーナリスト、作家。英国生まれ。11歳の時に、バンカーの父の仕事の関係で、米国に移住。プリンストン大学卒。兵役の後、ビジネスウィークの編集者を経て、タイム、プレイボーイ、リーダーズダイジェスト等に寄稿。30冊近くの著作がある。著書に、投資のベスト・セラー『マネーの公理スイスの銀行家に学ぶ儲けのルール』(日経BP社)、『「ツキ」の科学 運をコントロールする技術』(PHP研究所)など。

[監訳者]
林康史 (はやし やすし)
立正大学経済学部 教授。大阪大学法学部卒、東京大学修士(法学)。クボタ、住友生命、大和投資信託、あおぞら銀行を経て、現職。『基礎から学ぶ デイトレード』(日経BP社)、『基礎から学ぶ 外国為替相場』(同)、『デイトレード』(監訳、同)、『マネーの公理』(監訳、同)、『株式投資 第4版』(監訳、同)。『相場のこころ』(訳、東洋経済新報社)、『欲望と幻想の市場』(訳、同)。『冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見』(共訳、日本経済新聞出版社)、『欲望と幻想のドル』(監訳、同)。『天才数学者、株にハマる』(訳、ダイヤモンド社)、『カクテルパーティーの経済学』(監訳、同)。『金持ち父さんの投資ガイド 入門編・上級編』(共訳、筑摩書房)など著書・訳書、多数。

[翻訳者]
九内 麻希 (くない まき)
証券保管振替機構 株式業務部 調査役。一橋大学法学部卒、一橋大学修士(法学)