内容紹介

スティーブ・ジョブズのプレゼンは、ワクワクするストーリー、キレのある表現、記憶に残るフレーズを駆使し、聞き手をいつも魅了してきました。本書では、『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』(カーマイン・ガロ著、日経BP社刊)の分析をもとに、ストーリー展開を解剖。日本人が英語プレゼンですぐに使えるジョブズ流プレゼンの構成や表現をわかりやすく紹介しています。

■日本人にも使いやすいジョブズの50表現を厳選!
iPhone、iPad、iCloudなどの発表プレゼンの中から、ジョブズがよく使ってきた50の英語表現を厳選。その表現を使った背景や使い方の解説に加えて、日本人の読者がプレゼンで使う場合の応用例を掲載しました。50表現を応用することで、あなたも伝わる英語プレゼンができるようになります!

<50表現の例>
【3点ルールで示す】
The first one is a widescreen iPod with touch Controls. The second is a revolutionary mobile phone. And the third is a breakthrough Internet communications device. (最初に、タッチコントロール式のワイドスクリーンiPod。2つ目に革命的な携帯電話。3つ目に画期的なインターネットコミュニケーション・デバイスだ。)
-iPhone発表プレゼン

【実演してみる】
Now, let’s take a look at a revolutionary phone. So this is what it looks like when you get a call. (今度は革命的な電話を見てみよう。電話を受けると、こんな風になる)
-iPhone発表プレゼン

【業界最高レベルを示す】
It’s an industry-leading offering. (業界最高レベルのオファーだ。)
-2011年WWDC(世界開発者会議)基調講演

■伝説のiPhone発表プレゼン、感動のスタンフォード大スピーチを掲載!
ジョブズのプレゼンの中でも人気の高い2007年1月のiPhone発表プレゼンと、スタンフォード大学卒業式でのスピーチについて、英語テキストと日本語訳をほぼ全文掲載しました。前述したストーリー展開や50表現がどのように使われているか、実際のプレゼンを通して実感できます。

■読者がすぐに使える自己紹介、質疑応答、トラブル対応の例文や慣用句も紹介
ジョブズのプレゼンにはあまり出てこないものの、読者のみなさんのプレゼンでは必要になる表現もあります。たとえば、自己紹介や会社紹介、質疑応答のやりとり、トラブル対応の話のつなぎ方の表現など。本書ではこうした表現についても、例文や慣用句をご紹介しています。

##著者プロフィール
カナダ・オーストラリアに留学ののち、ボストン大学コミュニケーション学部修士課程でジャーナリズムを専攻。通信社の国際金融情報部、出版社にて国内海外の作家・実業家の担当、海外エージェントとの交渉や、シリコンバレー、欧米デジタルシーンの取材など経てフリーに。海外通販会社の執行役員を経て、諸媒体の翻訳・執筆・プロデュースを手掛ける。著者に、『名作映画いいとこだけの英会話』(ダイヤモンド社)、『気持ちが伝わる英会話のルールとマナー』(日本実業出版社)、『とっさに頼れるオフィスのスマート英語』(実業之日本社)ほか多数。