内容紹介

「こんなにまっとうに育った起業家が増えれば、
起業家のイメージも変わる」
--サイバーエージェント社長 藤田晋

高校生のときから起業を準備し、大学1年生のときに創業。
25歳で最年少上場記録を5年ぶりに塗り替えたリブセンス村上太一社長。
一直線に歩んできた彼は、なぜ、
ベンチャーブームでもITバブルでもない今、最年少上場を果たせたのか?

爆発的な成長を支えたのはは、画期的な「成功報酬型」「採用祝い金」の
アルバイト情報サイト「ジョブセンス」だ。
広告の掲載にはお金がかからず、バイトの採用が決ったときに初めて料金が発生。
利用者には「お祝い金」が支給される。
この「三方一両得」のモデルにより、高収益企業が誕生した。
同様のモデルは100社近くが真似しているが、追随を許さない。

上場が決まった夜に、「からあげ定食」でひとりお祝い。いまでもワンルームに住み、
仕事が好きだから休みなく働く。 会社が成長しても「ごく普通の25歳」のまま変わらない。
平常心のままいられる秘密は、「幸せから生まれる幸せ」という経営理念にある。

25歳のまったく新しい経営者像から何を学ぶべきか。
800人以上の経営者にインタビューしてきたライターの上阪徹氏が、
「日本の閉塞感を打破するヒント」を描く。
著者について
上阪 徹 (うえさか とおる)
1966年兵庫県生まれ。89年早稲田大学商学部卒。リクルート・グループなどを経て、
95年よりフリーランスのライターとして活躍。経営、経済、就職などをテーマに、
雑誌や書籍などで幅広く執筆やインタビューを手がけている。広範囲に及ぶ取材相手
は、軽く3,000人を超える。
著書に『会話は「聞く」からはじめなさい』(日本実業出版社)、『文章は「書く前」
に8割決まる』(サンマーク出版)、『書いて生きていく プロ文章論』(ミシマ社)、
『六〇〇万人の女性に支持される「クックパッド」というビジネス』(角川SSC新
書)、『「カタリバ」という授業』(英治出版)、『預けたお金が問題だった。』
(ダイヤモンド社)、『「銀行マン」のいない銀行が4年連続顧客満足度1位になる理由』
(幻冬舎)など。インタビュー集に、累計40万部を突破した『プロ論。』シリーズ
(徳間書店)、『外資系トップの仕事力』シリーズ(ダイヤモンド社)などがある。