内容紹介
「長年勤めたディズニーランドを辞め、難病の子どもとその家族を救う事業を始めた
著者の感動的な生き方をぜひ応援してください」
--日野原重明 聖路加国際病院理事長
「これぞ、真の価値創造の一例である。
単なる人助けではなく、社会や企業に
新しい価値を提供する活動に感動しました」
--野中郁次郎 一橋大学名誉教授
自分が一生をかけて取り組む仕事を見つけたい--そんな思いに突き動かされ、自分の「役割」を探し求めていた著者がディズニーランドで見つけたのは、難病の子どもとその家族たちの笑顔だった。「これこそ、僕の役割だ」。オリエンタルランドを飛び出し、難病の子どもとその家族をディズニーランドに招待するための団体を設立する。
病気と闘っている子どもたちは、決して「かわいそう」な存在ではない。そんな子どもたちにも、社会のなかで役割がある。人と関わることで、幸せが生まれる。そして、「君たちはひとりじゃない」と伝えたくて、パーク内のアテンドは企業研修のボランティアに任せ、多くの出会いを作り出す。
日本の難病の子どもの数は20万人に上る。病気が治ったら何がしたい? と質問すると、半数近くが「ディズニーランドに行ってミッキーマウスに会いたい」と答えるという。そんな子どもたちの笑顔のために、今日も東奔西走する。
サッカー選手になる夢をあきらめ、バックパッカーとして世界を放浪した学生時代。そんな著者が生涯かけて取り組む役割に巡り会えたのは、20年関わってきたディズニーランドの哲学だった。夢を見つけたい人に伝えたいヒントがつまった一冊。
“どんな夢でも、
追い求める勇気があれば
必ずかなう" --ウォルト・ディズニー
大住 力(おおすみ・りき)
東京ディズニーランド等を管理・運営する(株)オリエンタルランドに入社し、約20年間、人材教育、東京ディズニーシーやイクスピアリなどのプロジェクトの立ち上げ、運営、マネジメントに携わる。退社後、難病と闘う子どもとその家族への応援・支援を目的とした公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」を立ち上げる。前職での経験を生かして、コミュニケーション、モチベーション、理念浸透などをテーマにした人材研修講師、国立富山大学非常勤講師なども務める。教育現場から企業に至るまで、全国各地での講演も数多く行う。著書として、絵本「わたしはいま とてもしあわせです」(ポプラ社)他がある。