内容紹介
iPhoneもAndroidも70万を超えるアプリがストアに並び、後発アプリが有料で提供してもダウンロードしてもらえない時代になっています。その点、無料アプリはダウンロードしてもらいやすく、広告と組み合わせて収入を得ることができます。本書では、アプリ市場を分析してきたAPPLIYAの新城健一氏が「無料アプリ×広告」で成功しているスタープレイヤーと広告を配信するアドネットワーク各社に取材。無料アプリ×広告でうまくいくコツをTipsとして紹介しています。
■本書に登場するスタープレイヤー
○「Touch the Numbers」テクノード社
Touch the Numbersは、数字を順番に押すシンプルなゲームだが、月数百万円の広告収入を稼いでいる。広告収入を得るには、まずは繰り返し使ってもらい広告を表示させることが重要。レスポンス速度の改善だけで10回以上バージョンアップをするなど工夫を重ねている。
○「乗換案内」ジョルダン社
広告導入後にユーザーから激しく非難されたが、広告の表示場所やタイミングを工夫して改善したことで、ユーザーから支持を得た。ほぼ国内だけで600万ダウンロードを超えた大人気アプリとなった。
○「角栓にゅるっ」 野部宏如氏
個人で活動する開発者ながら、1年3カ月で2500万円もの広告収入を得ている。ユーザーに気持ちよく使い続けてもらえるように、広告の表示方法やランキングの活用など、細かなノウハウを積み上げている。
■本書に登場するTipsの例
○ダウンロード数は有料の数十倍、無料アプリから始める
○自分のアプリに向くアドネットワークを見極める
○掲載広告がない時に備え、自社広告を設定する
○隙間時間にこまめに立ち上げたくなるアプリにする
○ユーザーをイライラさせず、楽しい画面切り替えで広告表示
○目立つけれど邪魔ではない、間違いタップを防ぐ