内容紹介

本書『ジエンド・オブ・イルネス』では、これまであなたが「健康的だ」と思っていたことを覆すような考えが次々に語られる。
 病気とは何か? 健康とは何か? 
 第一線の医師、研究者としてがんと戦い続けてきた著者がたどりついた結論は、「過去数十年間にわたって私たちは、間違った見方をしてきた」ことだという。
 体が非常に複雑なシステムであることを忘れて、健康・不健康のただ一つの原因、たとえば遺伝子の変異や欠損、細菌、血圧、血糖値の異常などを見つけようとしてきた。このような近視眼的な見方によって、私たちは道に迷い、またより新たな治療法や薬の開発に駆りたてられてきた。

 本書は、以下の三つの要素からなる。
(1)人間の体に対する見方を劇的に変える新たな健康モデルの提案
(2)そのモデルを生活に取り入れるための戦略と方法
(3)生活の質を向上させ、長寿をかなえるための、驚異的な医療技術(開発中のものもあれば、すでに利用できるものもある)の紹介

 私たちは、病気の原因に関して何を見落としてきたのだろう? 
 永続的な健康を手に入れるうえで、一番大切なことは何だろう?

 本書『ジエンド・オブ・イルネス』は、これらの問いに答え、複雑な生命体である体を理解できるようにわかりやすく解説。皆さんが、自分の体に最も合った基準を見つけ、健康をコントロールできるようになれるよう導きます。

・今のがん治療は間違った方向に進んでいる
・サプリメントはあなたの体を弱くする
・がん細胞はビタミンCが大好き
・タンパク質検査は医学に革命を起こす
・遺伝子検査で病気のリスクを知ろう
・生鮮野菜は思ったほど新鮮ではない
・腸が喜べば体全体が健康になる
・高齢者でも運動により抗加齢遺伝子が発現する