内容紹介
本書は、近年その重要性が認識されながら、いままでの伝統的な要求開発書籍では焦点があてられにくかった、ビジネス目標からはじまる要求分析モデルの整理された体系を、ダイヤグラムや図をふんだんに活用した要求モデリング言語(RML:Requirements Modeling Language)として提案するとともに、個々の要求分析モデルを実務的に解説しています。要求開発に携わるすべてのSE/ICT技術者にとって、わかりやすく、利用しやすい、必須の要求分析モデル活用のガイドブックです。各部の内容は以下の通りです。
第1部はRMLとはなにかを説明します。端的に言えば、目標/人間/システム/データモデルという4つのモデルで要求を構造化します。
第2部~第5部はそれぞれ、目標/人間/システム/データモデルに対応して、各モデルに含まれる要求分析モデルにそれぞれ1章を割り当て解説します。各要求分析モデルを解説する各章は、下記構成で体系的に解説しています。
・モデルの概説 ・テンプレート ・例 ・モデリング手順 ・利用目的および利用シーン ・共通する誤り ・関連モデル ・演習問題 (トレーニング・テキストとして利用可能) ・その他、リソース、参考文献など
第6部はRMLをまとめあげるのに参考となるガイドラインの提案です。