内容紹介

イノベーション創出のためのまったく新しい方法論「システムデザイン・マネジメント(SDM)」の考え方、手法、活用事例を集約した決定版テキスト。正解のない問題に直面したとき、何をどう考えたらいいのか--。そのヒントがぎっしり詰め込まれた1冊です。


私たちが直面している複雑な問題を解決するには、物事を全体としてとらえ、システマティックに分析し、創造的にマネジメントしていくという新しいアプローチが必要です。部分最適ではなく、全体として整合性のとれた、イノベーティブで実現可能な問題解決方法が求められています。そのコアとなるのが「システム思考」と「デザイン思考」を融合させる新しい考え方--システムデザイン・マネジメント(SDM)なのです。
(本書より)

[編著者略歴]
前野隆司(まえの たかし)

慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科委員長/教授。1984年東京工業大学工学部機械工学科卒業、1986年東京工業大学理工学研究科機械工学専攻修士課程修了、同年キヤノン株式会社入社、1993年博士(工学)学位取得(東京工業大学)、1995年慶應義塾大学理工学部専任講師、同助教授、同教授を経て2008年よりSDM研究科教授。2011年4月よりSDM研究科委員長。この間、1990年-1992年カリフォルニア大学バークレー校Visiting Industrial Fellow、2001年ハーバード大学Visiting Professor。著書に『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房)、『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』(講談社)など。