内容紹介

今私たちの身の回りは、ものすごい量の「カラダにいいこと」を伝える情報であふれています。
テレビ、新聞、雑誌、ネットメディアなどで、「驚きの○○効果」「△△で××を防ぐ」といったフレーズを見ない日はありません。
健康づくりの手だてに困ることはないわけで、ありがたいことではあります。
ただ、こんなふうに「カラダにいいこと」の情報が増えたことで、ちょっと困ったことも起きているように思えます。
情報があふれるほど、主役である「カラダ」の価値が、かえって実感しにくくなっているからです。
「カラダにいいこと」が真の効果を発揮するのは、その背後に「カラダを大事にする気持ち」があってこそです。
そして、なぜカラダが大事なのかを理解するには、カラダ自身に尋ねてみるのが一番です。
本書は、5年以上にわたって、日本を代表する46人の医学研究者などの専門家に取材を重ね、
あなたのために、24時間コツコツとまじめに働き続けているカラダの各所のしくみをまとめました。
カラダは、自分自身をとても大切な、価値あるものとして扱っています。その姿勢が、内臓や神経、
ホルモンなどの働きぶりとして表れています。カラダのしくみそのものが、「カラダは大事だよ」と語っているのです。
どうぞ、カラダのすごさ、知恵深さをじっくりと味わってください。