内容紹介
活断層研究の第一人者が徹底解析!坂、河原、丘…
身近な地形から探る、災害の可能性
活断層については、阪神大震災での被害以降、
一般に認知されるようになり、原子力発電所の安全面にもおおいに
かかわることから、近年、ますますその存在は注目を集めている。
しかし、断層が「最近、動いているかどうか」=活断層かどうか
これについては、実は、いわゆる「地震学」ではわからない。
活断層の認定や、最近の活動性の大きさなどを専門としている分野は
紛れもなく「変動地形学」である。
変動地形学とは「地質学」ではなく「地理学」のひとつに数えられる学問。
変動地形研究者は地形の成り立ちを分析して活断層の存在を認定したり、
活きている地殻変動がどのように災害を生み出すのかを検討・予測する。
本書では、この近年注目の変動地形学と活断層について、
一般の人にもわかるように徹底解説した。