内容紹介

5000mの高地から現在では立入困難な地域まで・・・。世界の極限高地3カ所すべてを踏破した写真家・野町和嘉が、厳しい自然と独自の伝統文化の中で生きる人々を見つめた待望の新刊写真集。2015年取材の知られざる秘境も収録!

【著者プロフィール:野町和嘉(のまち・かずよし)】
1946年、高知県生まれ。過酷な風土を生き抜く人々の営みと信仰をテーマとして、世界各地を訪ね記録している。1972年のサハラ砂漠取材を皮切りにアフリカを取材。各国での雑誌掲載、写真展、写真集出版を通して広く話題を呼んだ。1978年に初の写真集『サハラ』を5カ国で出版。1982年、米「LIFE」誌に掲載されたナイルの記事により全米報道写真家協会年度賞銀賞。1984年、写真集『バハル』『サハラ悠遠』により、第3回土門拳賞受賞。1980年代にはエチオピアを集中的に取材。1987年、米「ナショナル ジオグラフィック」誌に写真が掲載される。1980代後半より中近東、アジアに重点を移し、とりわけ1988年の中国取材を契機としてチベットに注目するようになる。1995年、招かれてメディナ、メッカのイスラーム2大聖地を取材。2000年代以降はアンデス、インドにも取材範囲を広げる。2009年、紫綬褒章受章。2014年、国際的な写真家活動により、日本写真協会国際賞を受賞。主な写真集に『長征夢現』『ナイル』『チベット』『地球へ!RIFT VALLEY ODYSSEY』『メッカ巡礼』『地球巡礼』など多数ある。