内容紹介

阪神淡路大震災から今年で20年、東日本大震災から4年。日本列島は活動期に入ったと言われるなか、実家が神戸市で被災した経験をもつ著者が、
「イベントX」→「株価大暴落」への備えを投資家に訴える警告の書。

第1部では、阪神淡路や東日本といった過去の大地震や9・11の「イベントX」事例で東京証券取引所やニューヨーク証券取引所の株価がどの程度下落し、
回復するにはどのくらいの時間がかかったかを分析。リスクをヘッジするための海外分散投資や「ベア」型ETFなどのヘッジ商品を解説している。
第2部では日本の地震学の知見をもとに、産業立地と活断層による直下型地震やトラフ型地震との関連を解説。愛知県三河地方に集中立地するトヨタ自動車グループの
工場群のリスクと東海地震、茨城県日立市周辺に集中立地する日立グループの工場群のリスク度合いなど日本の基幹産業の「イベントX」に対するリスクを分析している。