内容紹介
あの人気商品・サービスを支える分析とは注目企業40社の事例を図解と写真で大解剖!
米ウーバーや米Airbnbなど「シェアリングエコノミー」企業が急成長しています。
強みは斬新なビジネスモデルだけではありません。事業を通じて収集した利用者の
行動などのビッグデータを、高度な手法で分析し、ニーズとシーズを最適にマッチング
してこそ、圧倒的な利便性を顧客に提供できるのです。その要が、分析専門家として
データを自在に操る「データサイエンティスト」です。
月刊誌「日経情報ストラテジー」が年間100社を超える企業に取材し、
データサイエンティストの活躍ぶりを深掘りするのが本書です。
人工知能(AI)や機械学習に注目が集まるなか、「分析はコンピュータに任せれば
いい。」と思われがちですが、現実にはなかなかそうはいきません。精度の高い計算
結果を得るためには、コンピュータに適切なデータを供給し、アルゴリズムを補正
するなど様々な作業が必要です。そのプロセスで奮闘するデータサイエンティストの
「縁の下の力持ち」ぶりを、分かりやすくお伝えします。
ビジネスで成果を生み出す分析は、必ずしも大きな投資を必要とする最新のITシス
テムによるものだけではありません。普段の仕事で慣れ親しむエクセルも、目的と
プロセスを明確にすれば、新たな事業を育てたり、業務を大きく改善したりするうえ
での強力な味方となります。本書では、製造や営業などの現場で、身近なツールを
駆使して問題解決する「身の丈データサイエンティスト」にも数多く取材しました。
データを駆使して生産性向上や品質管理を究めるパナソニックやオムロンの生産
現場、日本最大の「オムニチャネル」戦略で流通業態の革新を目指すセブン&アイ・
ホールディングスなど、日本を代表する企業のデータ戦略をはじめ、注目を集める
「ロボット」や「バーチャル設計」を支える分析の仕組み、ヒトの「顔」を解析して
保安やマーケティングに生かす生体情報分析など、様々な手法を、その目的や戦略
とともにお伝えします。