内容紹介

トランプ大統領の米国、景気はどうなる? 中国「サプライサイドの構造改革」とは?
日銀・FRBの金融政策の行方は? Brexitと欧州経済の政治リスクとは?
世界経済を覆う「長期停滞」とは? FinTechは金融イノベーションにつながる?


2016年11月の米国大統領選挙でトランプ氏が当選したとき、東京市場では、大幅な円高・ドル安が進行し、日経平均株価は1000円を超す下落となった。
その後は円安、株高となったとはいえ、「世界経済」がわが国に及ぼす影響の大きさを垣間見た瞬間だった。
このように、私たちの日常生活には、「世界経済」に関するニュースがあふれ、世界経済の動向が、ビジネスだけでなく個人の生活にも大きな影響を及ぼす。
しかし、世界の状況はめまぐるしく変わり、複雑な要素が絡み合っていてニュースを見たり新聞を読んだりするだけではすぐには理解できないことが多い。
本書では、気鋭のエコノミストたちが、世界経済を理解するうえで必要な基礎知識をわかりやすく解説する。そして、これらの基礎知識を踏まえて、世界経済の展望を多面的に考察する。
この1冊さえ読めば、世界経済に関する基礎知識を習得すると同時に、世界経済の展望が開けてくる。

≪主な内容≫
【第1章】 米国経済 成長の持続に向けて問われる政策手腕
【第2章】 欧州経済 「アンチ・エスタブリッシュメント政党」はなぜ欧州各国で台頭したのか
【第3章】 中国経済 長期戦になる過剰生産能力解消と重視されるイノベーション
【第4章】 新興国 欧米と並んで勃興するポピュリズム
【第5章】 グローバル経済 カギを握る米金融政策と長期停滞論
【第6章】 アベノミクスを検証する 4年間の『光』と『影』
【第7章】 日本の財政 将来不安を解消する社会保障制度の改革を
【第8章】 日銀の金融政策 隠された『切り札』は残されているのか
【第9章】 少子高齢化 経済構造の大転換を乗り換えた先の未来とは
【第10章】 FinTechから金融イノベーションへ 金融業のエコシステムに影響を与えるイノベーションとは