内容紹介
新進気鋭の考古学者が紹介する、「新しい古代エジプトの姿」。謎に満ちたピラミッドへのスリリングな挑戦!最新科学で明かされる、ピラミッドの意外な姿。
謎に満ちたピラミッドへの、考古学者と科学者たちのスリリングな挑戦!
・ピラミッドの石の高さを測った人は、これまでいなかった?
・ピラミッド・タウンには、職人から高官までいた?
・ピラミッドはどうやって建造した?
・ピラミッド建造に関わった人たちはどのような人たち?
いまだ残るピラミッドの謎を、新進気鋭の考古学者 河江肖剰が、わかりやすく、やさしく解説します。
【目次】
◆ はじめに
◆ 第1部 ピラミッドの5W1H
1.WHAT ピラミッドとは何か
2.WHEN ピラミッドはいつ建てられたのか
3.WHERE ピラミッドはどこに建てられたのか
4.WHY ピラミッドはなぜ建てられたのか
5.WHO ピラミッドは誰が造ったのか
6.HOW ピラミッドはどのように造られたのか
◆ 第2部 ピラミッドの謎に挑む人たち
1.ピラミッドの秘密の空間
2.ピラミッド・タウン
3.総合科学としての考古学
4.またもやピラミッドに登る
◆ コラム
ヒエログリフが読みたい!
ナショナル ジオグラフィックのエマージング・エクスプローラー
考古学を志す若者に向けて Q&A
【著者紹介】
河江 肖剰(かわえ ゆきのり)
1972年、兵庫県生まれ。1992年から2008年までカイロ在住。
エジプトのカイロ・アメリカン大学エジプト学科卒業。
2012年、名古屋大学で歴史学の博士号を取得。
名古屋大学大学院 文学研究科附属 人類文化遺産テクスト学研究センター共同研究員。
米国古代エジプト調査協会(Ancient Egypt Research Associates, Inc.)調査メンバー。
ピラミッド研究の第一人者マーク・レーナー博士のチームに加わり、ギザでの発掘調査に10年以上にわたり従事。
人文科学と自然科学の融合を目指した新しいアプローチによって、ピラミッドの構造を調査する産学共同プロジェクトGiza 3D Surveyを推進中。
著書に『ピラミッド・タウンを発掘する』(新潮社)がある。
2016年ナショナル ジオグラフィックのエマージング・エクスプローラーに選出。