内容紹介
シンガポールは「規制の砂場」日本企業16社の挑戦を詳細リポート!
竹中平蔵氏 推薦!(慶応義塾大学名誉教授、東洋大学教授)
世界経済の成長センターとして注目を集めるASEAN(東南アジア諸国連合)。
2030年には米国、中国に次ぐ規模になるとみられるこの巨大市場を攻略しようと、
今、多くのグローバル企業がシンガポールに"前線基地"を構える。なぜ、シンガポールなのか。
世界で最もビジネスがしやすい国といわれるシンガポール。
資源に乏しく、国土は狭く、人口も560万人ほどの都市国家が世界有数の経済先進国になったのは、
1963年の建国以来の周到な産業戦略とその実践力にある。
21世紀に入ってからは「イノベーション大国」を自任し、自国を革新的な製品やサービスの実験場--
「レギュラトリー・サンドボックス(規制の砂場)」とすることで多くのビジネスを生み出し、急成長を遂げた。
日本の政策担当者は、新しい政策を先取りする"健全な危機感"、改革に対する真摯な姿勢を同国から学ぶべきだろう。
そして企業は、シンガポールが提供するイノベーションの実験場を大いに活用すべきだ。
本書は、シンガポールに進出し、イノベーションを創出することによって、ASEANそして世界市場を狙う日本企業16社の挑戦をリポートする。
(掲載企業)
三菱重工業、NEC、パナソニック、日立製作所、三菱電機、中外製薬、富士ゼロックス、デンカ、コニカミノルタ、
ポッカサッポロ、コーエーテクモ、キッコーマン、シマノ、昭和電工、牧野フライス製作所、セイコーインスツル
≪主な内容≫
◆第1章 なぜ、世界企業はシンガポールを目指すのか
◆第2章 「スマート国家」シンガポールと協業する日本企業
(対談)三井物産戦略研究所 代表取締役社長 山口 裕視 × 日経BP 社 取締役 日経BP 総合研究所 所長 酒井 綱一郎
◆第3章 シンガポール発・世界ビジネスに挑む日本企業16
【PART 1】新興都市の旺盛なインフラ需要を取り込む
【PART 2】最先端のR&D拠点でイノベーションを創る
【PART 3】ASEANの消費パワーをつかむ
【PART 4】高付加価値なものづくりを究める