内容紹介
もし突然「デジタルに取り組め」と言われたら?先進各社の挑戦の軌跡、今すぐ取り組める処方箋をお届けします。
「社長から『うちの会社でもデジタルをやれ』と言われたのだが、いったい何をすればよいのか」。
最近、大手ITベンダーの経営幹部である著者が顧客企業を訪問すると、困惑したCIO(最高情報責任者)らから、そんな質問を受けることが増えたそうです。
最新のITを駆使して「デジタルビジネス」と称される新事業を創出したり、既存事業のデジタル化を推し進めたりすることは、今や日本企業にとっても喫緊の課題。
メディアでも連日のように「IoT」や「AI」などの言葉があふれ、記事を読んだ経営者が乗り遅れまいと焦り、
CIOや他の役員に「デジタルをやれ」と指示を飛ばしているわけです。
問題は「何をどうやるか」。
本書では、先進企業の経営者が強い意思で推進する事例などを基に、今すぐ取り組める処方箋を提示します。
日本企業の強みである現場力や顧客志向を活かしイノベーションを起こし続ける具体策とは?
著者が『緑のトマト』に込めた思いと共に、経営者やCIO、そしてデジタルに取り組む皆さんにお伝えする1冊です。
【著者について】
本間 洋(ほんま よう)NTTデータ代表取締役副社長執行役員
1956年山形県生まれ。1980年東北大学経済学部卒業、同年日本電信電話公社入社。
金融分野にて企画・開発・スタッフを経て、2001年にカードビジネス事業部長。
その後、2007年より広報部長、秘書室長を歴任後、2010年に流通・サービス事業本部長、
2014年に取締役常務執行役員エンタープライズITサービスカンパニー長、2015年から法人・ソリューション分野担当役員として、 強み・価値にこだわった経営を推進。2016年6月より現職。