内容紹介

「科学で解き明かす超常現象」「食材の科学」に次ぐ、『ナショナル ジオグラフィック別冊』シリーズの第3弾。

ナショナル ジオグラフィックの定番、人気ジャンルの一つ、「科学」の中でも、とりわけDNAや脳、生死など“人体”にかかわるテーマにフォーカスしたムックです。
研究の最前線に立つ人たちに取材し、フィールドにも足を運んで人々の声を聞き、ナショジオならではの生の情報を、豊富なビジュアルとともにお伝えします。
本書は、『ナショナル ジオグラフィック日本版』に掲載した特集記事を再録したものです。


【主な内容】
生と死 その境界を科学する
人が死ぬとはどういうことか。心停止した人の蘇生や仮死状態の医療への応用の研究が進む今、死の意味が改めて問い直されている。

生命を自在に変えるDNA革命
生物の遺伝子情報を思い通りに改変できる「ゲノム編集」技術。難病の治療など、無限の可能性を秘めた新技術だが、その使用への懸念もある。

失明治療 見えてきた光
先端医療の進歩とともに、人工網膜や遺伝子治療など、失明治療への新たな道が開けつつある。適切な治療やケアを必要な人に届けられれば、視覚障害をなくすことももはや夢ではない。

味覚の科学 「おいしい」と感じるのはなぜ?
「おいしい」という感覚は、舌で感じた味覚だけで生まれるものではない。喉の奥からたちのぼる香りや食感など、あらゆる感覚が融合してつくり出される。

愛が育てる赤ちゃんの脳
驚異的な学習能力をもち、生後1年間で劇的な成長を遂げる赤ちゃんの脳。その発達を大きく左右するのは、周囲の大人が赤ちゃんに注ぐ愛情の深さだ。