内容紹介

IBMディープ・ブルー戦から20年
伝説のチェス・プレイヤーが
「機械との競争」から学んだ?創造?の本質。

「洞察に満ちた一冊。一気に読み終えてしまった。」
羽生善治(将棋・永世名人)

コンピューターと死闘を繰り広げたチェスの元世界王者が、人工知能(AI)時代に人間がどのようにコンピュータと対峙し、協働すべきかを説いた、話題の書。

……機械が人間の仕事をどれだけ多くこなせるようになっても、私たちは機械と競争しているのではない。新たな課題を生みだし、自分の能力を伸ばし、生活を向上させるために自分自身と競争しているのだ。……もし私たちが、自分たちの生みだしたテクノロジーに対抗できなくなったと感じているなら、それは目標や夢の実現に向けた努力や意欲が足りないからにほかならない。私たちは「機械ができること」ではなく「機械がまだできないこと」にもっと頭を悩ませるべきだろう。(本書より)