内容紹介

人生100年時代の健康、教育、働き方を考える
80代の世界最高齢プログラマー・若宮正子氏をはじめ、15歳で起業した若き経営者・三上洋一郎氏、子育てシェアサービスを提供する甲田恵子氏など、各業界の有識者12人が、日本の人口減少問題に伴う社会的課題への対策と未来への可能性を語り尽くす。また、人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」をリードした新井紀子氏の特別インタビューを収録。

 現在、日本は人類史上、どこの国も経験したことがないスピードで人口減少・少子高齢化が進んでいる。2036年には国民の約3人に1人が65歳以上という超高齢化社会が到来することが予測されており、それは今後の日本社会に大きな影響を及ぼすことになるだろう。すでに多くの業界で人手不足は叫ばれており、さらには医療格差や教育格差、社会保障費の増加といった社会的課題が浮き彫りになっている。
 このような未来において、私たちは「人生100年時代」に迎えようとしている。その時、私たちはどのような考え方、働き方で課題に立ち向かっていけばよいのか。
 本書は人口減少・少子高齢化に対する課題に対して、「健康」「教育」「働き方」の3つをテーマに有識者にインタビューを実施。ICTやAIといったテクノロジーの革新に頼るだけではない、本来の人間が持つ力の可能性を提示する。