内容紹介

本書は、学生(大学生、短期大学生、専門学校生、高校生)、就職活動中の方、就職内定者、新入社員(3年目程度まで)など、
これから社会人として多様な人々と関わりながら生きていこうとするすべての人に、社会人基礎力について考えていただく内容になっています。
本書が扱う社会人基礎力は、経済産業省が提唱する「社会人基礎力 3つの能力12の能力要素」の定義に基づき、その能力要素を順に解説するかたちを取っています。
全15章、各章8~10 ページ程度の構成で、1章を90分授業で完結できるようになっています。チームディスカッションの取り入れ方によって、60分授業や新入社員研修でも活用できます。
受講者が好奇心と問題意識を持って取り組めるようにケーススタディや事前チェックシートを取り入れたり、実際の授業や仕事のなかで行動に移せるように、プロジェクト活動を例に挙げて実践方法を解説しています。
学校教育の場、企業の内定者教育や新入社員教育の場でのテキストとしても活用することができます。

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はじめに
第1章 人生設計とキャリアデザイン 人生に対する考え方と働く意味
第2章 社会人になるということ 社会人の心構えと求められる能力
第3章 前に踏み出す力(1)-主体性- 物事に進んで取り組む力
第4章 前に踏み出す力(2)-働きかけ力- 他人に働きかけ巻き込む力
第5章 前に踏み出す力(3)-実行力- 目的を設定し確実に行動する力
第6章 考え抜く力(1)-課題発見力- 現状を分析し目的や課題を明らかにする力
第7章 考え抜く力(2)-計画力- 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
第8章 考え抜く力(3)-創造力- 新しい価値を生み出す力
第9章 チームで働く力(1)-発信力- 自分の意見をわかりやすく伝える力
第10章 チームで働く力(2)-傾聴力- 相手の意見を丁寧に聴く力
第11章 チームで働く力(3)-柔軟性- 意見の違いや立場の違いを理解する力
第12章 チームで働く力(4)-情況把握力- 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
第13章 チームで働く力(5)-規律性- 社会のルールや人との約束を守る力
第14章 チームで働く力(6)-ストレスコントロール力- ストレスの発生源に対応する力
第15章 社会人基礎力強化に向けて 全体の振り返り