内容紹介

 本書は、外国人技能実習制度を導入、運用する際の課題として、受入れ企業側の労働環境の問題を指摘。同制度を利用している建設業で成功している事例を精査し、労働環境整備における共通点を明らかにする。労働環境の質を判定できるフレームワークを開発、評価方法を見える化するとともに、どのような環境整備を行えば外国人労働者の受入れを成功に導ける可能性を高められるのか、という点にまで言及する。

「日本社会は協和と共生の知恵を持っている。本書は、歴史と課題を知り、よりよいグローバル人材共生社会実現に示唆を与えてくれる力作。NAGOMi専門アドバイザーでもある著者・半崎氏が20年余の政策変遷を振り返り、鋭い洞察力で、あるべき姿を解説している。」
──元自民党幹事長、外国人材共生支援全国協会(NAGOMi)会長 武部 勤 氏

<目次>
●第1章 先行研究
第1節 外国人労働者に関する研究
第2節 外国人研修・技能実習制度に関する研究
第3節 林(2018)のレビュー
●第2章 外国人技能実習制度とその課題
第1節 歴史的経緯
第2節 技能実習制度について
第3節 事例研究を元にした技能実習制度の課題の整理
第4節 JITCO について
第5節 技能実習制度の優良認定について
第6節 優良認定制度と本稿の研究との関係性
第7節 外国人技能実習制度の課題
第8節 在留資格「特定技能」について
第9節 日本の特殊な労働環境について
●第3章 技能実習生版企業分類のフレームワーク
第1節 衛生要因
第2節 動機づけ要因
●第4章 結果
第1節 実証研究の内容の整理
第2節 実証研究の結果
第3節 技能実習生版企業分類の衛生要因が低い理由
第4節 異文化コミュニケーションについて
第5節 日本社会および技能実習制度の問題点
第6節 技能実習制度の問題点が衛生要因に与えた影響
第7節 なぜ相関が示されたのか
第8節 技能実習生版ホワイト企業・ブラック企業の特徴
第9節 技能実習生版ブラック企業が技能実習生版ホワイト企業になるための方策
●第5章 まとめと研究課題