内容紹介
スピーチの技法、プレゼンテーションのコツ、説得力を高める話し方……。「話し手」目線のコミユニケーション術を説く本は溢れている。確かに、それらの本が提供する知識や技術は、それぞれに価値がある。しかし、本当の「伝わる」には、もっと本質的な視点が必要ではないだろうか。それは「聞き手」からの視点である。
いまやAIを使えば、プレゼン資料も、スピーチ原稿も、手際よく整えることができる。しかし、相手が「聞く耳」を持ってくれなければ、あなたの想いや真意は届かないのだ。
「なぜこの人の話は心に響くんだろう」
「なぜこの人の言葉は相手の心を開くんだろう」
本書は、文字起こしライターとして活躍する筆者が、仕事として数え切れないほどの「声」を文字に変換する過程でみえてきた「伝わる」話し方の本質を、
◆「声」や「間」の整え方
◆意味が伝わる言葉選び
◆相手の返答を受けて説明を変える方法
の3つの視点からまとめるもの。
具体的なやりとりの例も提示しながら、目の前の「聞き手」に心を開いてもらうための実践手法を解説する。
目次
はじめに 「聞き手」だからこそわかる「いい話し方」がある第1章 「話し方」とは音声である
1-1 文字起こしとは何をしているのか
1-2 整音された話し方
1-3 前提を知る
1-4 話者の心の声を聞く
第2章 「聞く耳」を持ってもらう話し方
2-1 知的な印象をつくる
2-2 文法の乱れは、信頼の乱れ
2-3 相手の頭のなかで正しく再生される言葉を選ぶ
2-4 話のリズムと緩急、声の抑揚としての声量と高低
2-5 想いのこもっている言葉、こもっていない言葉
2-6 根幹部分に愛がある
2-7 堅い言葉と崩し言葉のバランス
第3章 今日から活かせる! 小さいけれど、大きな差が出るコツ
3-1 ビジネスシーン
3-2 プレゼンテーション
3-3 交渉やトラブル対応
3-4 日常会話
第4章 「伝わる」は「話し手」と「聞き手」の共同作業である
4-1 聞き手の「聞く態度」を引き出す話し方
4-2 聞き手の論理と、話し手の論理は違う
4-3 聞き手の力量と、話し手の力量を掛け合わせる
4-4 論理と感情のバランス
4-5 笑いに変える力、相手に気持ちよくしゃべってもらう力
4-6 わかってほしい、と、わかりたい、の掛け算
