その本の「はじめに」には、著者の「伝えたいこと」がギュッと詰め込まれています。この連載では毎日、おすすめ本の「はじめに」と「目次」をご紹介します。今日は河合 薫さんの『 「老害」と呼ばれたくない私たち 大人が尊重されない時代のミドル社員の新しい働き方 』です。
【はじめに】
本書は40歳以上の大人世代が、心の奥底から「これだ!」と心が弾むようなキャリアを自分の意思で選択し、死の間際に「人生まんざら捨てたもんじゃなかった」とほほ笑むための指南書だ。
人間はそれぞれ心の奥底に「本来的な自己」という唯一無二の無限の可能性みたいなものを持っている。
それは言葉にはできないけれど、子供の頃に夢中になったこと、時間を忘れて熱中した遊び、誰かの役に立とうと自然に動いた瞬間に息づいていた、純粋な自分自身だ。
本来的な自己は自分の中にありながら外に開かれ、私たちは社会の規範や常識を学び、社会的な役割を習得しながら社会的存在となり、成熟する。
しかし一方で、「社会的な規範」と「本来的な自己」との間には常に葛藤が存在し、ときにそれは生きづらさとなって表れる。
やっかいなのは大人になればなるほど、社会的な規範に縛られ、本来的な自己が霧の中に消えてしまったかのように見えなくなってしまうことだ。
とりわけ、今の中高年は、高度成長期を生きた諸先輩がたのように、職場で、家庭で、社会的な地位や尊敬を得ることも難しくなり、社会の激しい変化と若い世代との価値観の違いに翻弄されている。
本来的な自己はおろか、無限の可能性すら感じる余裕もない。
しかし、「もう若くないんだな」「自分たちの時代は終わったんだな」と、自負心が揺らぐ瞬間、心の奥から聞こえてくる声がある。「好きにやればいいじゃん」と。
その声こそが、あなたが長年見失っていた「本来的な自己」からのメッセージだ。
そんな「ありのままの自分=本来的な自己」を知りたい人は、ページをめくってほしい。
【目次】




