組織になった途端、珍妙な運営が繰り返される…
「毎回、資料を読み上げるだけで何も決まらないあの会議。一体何のための時間なのか」
「みんなが無駄だと思っているあの業務。廃止を提案しても一向になくなる気配がないのはなぜ?」
「どう考えても失敗するのが自明なプロジェクトなのに、誰も反対意見を言わないまま全会一致で決定してしまったのが謎すぎる」
「社内ルールを徹底したのはいいけれど、ルールが多すぎて実際は誰も守っていない。何のために制定したの?」
「日頃、ダイバーシティや若手活躍を唱えているわりに、現場で若手が独創的なアイデアを出すと封じ込めようとするのはなぜ?」
……
組織で働く人、特に日本企業で働く人の中には、こんな「無駄な仕事」「非効率な運営」「意味不明な意思決定」に疑問を感じているという人が少なくないはず。
個々人はそれぞれ「優秀」で誠実な人材が集まっているはずなのに、組織になった途端、合理的とはとても言いがたい、珍妙な運営が繰り返される。そしてその問題に多くの人が気づいていながらも、誰も正すことができない――。
組織論の第一人者である同志社大学名誉教授の太田肇氏によれば、これらの現象は、特定の企業や業界に限らず起こるものであり、現代の日本企業に広がる「構造的な反応」だといいます。
その背景には何があるのか? 日本型企業ならではの「ムラ社会」的な共同体意識に加えて、そこに適応するメンバーたちの功利的な行動が複雑に絡みあうことで起きているというのが太田氏の著書『なぜ「賢い人」が集まってしょうもない意思決定がなされるのか』でなされている主張ですが、今回、広くさまざまなエピソードを募り、著者と一緒にこの問題について考察を深めることができたらと思います。
あなたの周りの「組織的茶番」を募集します
そこでみなさんが日々の業務の中で感じる「うちの会社の組織的茶番」を募集します。

「何のためかわからない意味不明な業務」
「他では聞いたことのない謎の社内ルール」
「会社が掲げているミッションと、まったく方向性が異なる現場の意思決定」
など、日頃感じる非合理とモヤモヤを、ぜひお聞かせください。
SNSのXで皆さんのエピソードを募集します。Xのアカウントで、「#組織的茶番」というハッシュタグで、あなたが茶番だと感じるエピソードを投稿してください。匿名のアカウントでも構いません。投稿いただいた内容は記事や動画等で紹介させていただく場合があります。
皆さんに投稿していただいたエピソードは、『なぜ「賢い人」が集まってしょうもない意思決定がなされるのか』著者の太田肇さんへのインタビューで、「なぜ、そんな組織的茶番が起きるのか」について解説していただく予定です。
【募集期間】2026年10月19日(月)~11月22日(日)
SNSのXで、#組織的茶番 をつけて投稿してください
※投稿いただいた内容は記事や動画等で紹介させていただく場合があります
※特定の対象に向けた誹謗中傷などの投稿はお控えください
週に1回、進捗確認の会議があるが、グループチャットで報告している進捗状況と同じ内容を、なぜかリアルな会議の場で再度、報告しなくてはいけない。チャットとメンバーも同じなのにいったい何の意味があるのか #組織的茶番
フリーアドレスでどこに座ってもいいはずなのに、偉い人たちが特定の席に座り、“暗黙の固定席“と化している。何も知らずに「部長の席」に座った新人が、「そこは部長の席だから」と注意されている。いや、フリーアドレスの意味よ… #組織的茶番
「挑戦が大事」と掲げているくせに、新しい挑戦をしてしくじった人や成果が出なかった人に対してはいつも冷ややかな評価が下される。じゃあ「挑戦」なんて言わなきゃいいのに #組織的茶番
みなさんのエピソード、お待ちしております。
構成/長澤香絵(日経BOOKSユニット) イラスト/SENRYU(stock.adobe.com)