
山﨑 努やまざき つとむ
一九三六年、千葉県生まれ。都立上野高校卒業後、俳優座養成所を経て文学座に入団。六〇年、三島由紀夫の戯曲『熱帯樹』でデビュー。その後、劇団「雲」創立に参加。のち独立。六三年、映画『天国と地獄』(黒澤明監督)の誘拐犯役で注目を集め、以降、幅広いジャンルで活躍。出演作多数。受賞歴多数。主な出演作品に、『お葬式』『あ、春』『刑務所の中』『モリのいる場所』(以上、映画)、『建築家とアッシリア皇帝』『冬のライオン』『ヘンリー四世』『ダミアン神父』『リア王』(以上、舞台)、『必殺仕置人』『ザ・商社』『早春スケッチブック』(以上、テレビドラマ)など。二〇〇〇年、紫綬褒章。〇七年、旭日小綬章。著書に『俳優のノート』『柔らかな犀の角』がある。(この著者プロフィルに掲載している写真は『「俳優」の肩ごしに』帯に使用している写真です。提供:高橋曻事務所)