内容紹介

本格的なインフレ、金利上昇時代が到来!
敗者は誰か?

「グッドハートの法則」で知られる第一級の経済学者らが見通す高齢化とグローバル化減速がもたらす世界経済の大転換。
フィナンシャル・タイムズ紙2020年ベスト経済書

なぜ日本経済は長期停滞に陥ったのか?
なぜ日本の労働者の賃金が上がらなかったのか?
なぜ日銀は2%のインフレ目標を実現できなかったのか?
その理由をグローバルな視点から正しく理解することができるようになる。
(「訳者あとがき」より)

■デフレ、低金利の時代がついに終わる。インフレと金利上昇の時代が到来する。グローバル化のスピードはゆっくりとなり、労働分配率の向上、賃金上昇から格差は縮小に向かう。
■世界経済の大転換をもたらす最大の要因は、高齢化、労働人口の減少による世界的な人口構成の変化とグローバル化の減速だ。
■コロナ感染症世界的流行の衝撃は、本書で描いたトレンドを加速させる。インフレはわれわれが想定していたよりもずっと早くやってきて速度を上げて上昇することになる。
■インフレ率は、政治指導者が許容できる名目金利を大幅に超える水準まで上昇するだろう。金利上昇に伴って国債価格は下落し、非金融部門の企業や政府が抱える過剰債務は債務返済の負担を大きく増大させるだろう。
■それによる敗者は貯蓄者、年金基金、保険会社、それから金融資産を主に現金で持っている人々だ。中央銀行が高いインフレ率に不満を感じ金利を上げようとするならば、中央銀行の独立性を脅かすような政治的怒りに直面するだろう。
■中国が世界的インフレを抑止することはもはやない。中国が世界経済に与える影響はもはや過去のものとは同じではない。
■すでに高齢化が進んでいる日本でなぜ、新しい変化がまだ起こっていないのか。この謎解きも行う。