内容紹介

ヨーロッパ文明の中核都市ローマの3000年の歴史を、多数の写真や絵画を使って分かりやすく解説したビジュアル歴史読本。

本書では、ローマを「幾重にも重なった歴史の集積地」として捉え、その地下に埋もれた過去を様々な角度から掘り起こしていく。
ローマはたびたび火災や洪水、戦争といった災厄に襲われ、再建を繰り返しながら発展をしてきた。したがって、現在見られる景観は過去の遺構の上に築かれたものである。
本書はこうしたローマの町の重層性をテーマに、「権力」「宗教」「娯楽」「水」といった観点から古代都市の謎を読み解いていく。

【目次】

第I章 幾重にも積み重なる都市
ローマのバロック様式の外観は、はるかに古い物語の表層にすぎない。

第II章 権力と威信
あらゆる宮殿、凱旋門、広場が、この都市の人々の歴史を語る。

第III章 獅子の顎
俳優、剣闘士、戦車競走者が織りなす、騒々しく活気あふれるローマの世界。

第IV章 神々と死
皇帝や教皇、職人たちは、信仰をデザインへと昇華させた。

第V章 水の世界
水道橋から噴水に至るまで、ローマは水の仕組みを芸術の域に高めた。