内容紹介

その不調、更年期のせいかもしれません。
70種超の症状に高尾美穂医師監修で応える全米ベストセラー!
受診準備から治療法、セルフケアが手に取るようにわかる
〈世界基準の更年期の教科書〉


 40〜50代女性の約3人に1人が経験するとされる更年期。その症状は、婦人科系だけでなく、脳、心、肌、歯にまで全身に及びます。それなのに、「歳のせい」「気のせい」と片づけられ、原因がわからずに別々の診療科を訪れる女性が後を絶ちません。

 著者は、自身も更年期に苦しんだ経験を持つ米国の産婦人科医。多くの女性の声に向き合ってきた臨床経験と、最新の医学的エビデンスをもとに、「自分の体に何が起きているのか」「どんな治療の選択肢があるのか」「医師に何を伝え、何を聞けばいいか」などの疑問に、やさしく、丁寧に答えます。

 本書では更年期治療がなぜ長く誤解されてきたのかという歴史的背景から、閉経のメカニズム、ホルモン補充療法(HRT)の正しい知識、そして症状別の具体的な対処法とセルフケアまでを丁寧に解説。受診の目安が一目でわかるチェックリスト、受診前の準備や医師への伝え方など、今日から使える実践的な内容も充実しています。

 「更年期について本当のことを教えてくれる本にやっと出会えた」「もっと早く読みたかった」といった声が続々と寄せられた本書は、アメリカで刊行直後に「ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー」1位を獲得。日本語版は、産婦人科専門医・高尾美穂先生の医学監修により日本人向けにブラッシュアップされ、身近で頼れる一冊になりました。

【「解説」より(医学監修・高尾美穂)】
 この本は、更年期にかかわる医学的な知識を、難しい言葉を使わず生活者の目線で伝えています。食事、運動、睡眠、つまり生活習慣の見直し、ホルモン治療、サプリメントなど、自分にとっての選択肢を得ることは、力になります。
 
 そして、医学的な知識と同じくらい、いやそれ以上に、私がこの本を通してみなさんに届けたかったのは、自分を肯定するという視点です。更年期はよく、喪失の時期として語られます。若々しさを失う、美しさを失う、ホルモンを失う、生殖能力を失う。
 でも、その見方を、一度手放してみていただきたい。
 
 更年期を経た女性は、自分の感情に正直になる力を持ちます。なんとなく嫌だと思いながら続けてきたことを、やっとのことでやめようと言えるようになる。人の目を気にして押し込めてきた気持ちを、ようやく言葉にできるようになる。それは喪失ではなく、本当の自分を取り戻していくプロセスです。
 
 この本を手に取ったあなたは、もう大切な一歩を踏み出しています。自分の体のことを自分なりに知ろうとすること、変化を前向きに受け入れようとすること、それ自体がすでに、自分を大切にするアクションだからです。
 

目次

●Part1 更年期医療の物語
第1章 その症状は「気のせい」なんかじゃない
第2章 更年期治療をめぐる複雑な過去
第3章 劇的な変化
第4章 「更年期」を変えていこう

●Part2 更年期(または医師があなたに伝えていない更年期のすべて)をさらに詳しく知るために
第5章 閉経期の3つのステップ──閉経移行期、閉経、閉経後
第6章 あなたの体に起きていること
第7章 ホルモン治療について私たちが知りたいことのすべて
第8章 受診に備える

●Part3 症状と解決策
第9章 健やかな更年期を過ごすための日々の工夫
第10章 更年期のためのツールキット──あなたに合った症状別対処法
    胃腸のトラブル/インスリン抵抗性/顎関節症/肩こり(五十肩)/
    筋骨格系の痛み/月経周期の変化/口腔・舌の灼熱感/骨粗しょう症/
    サルコペニア/自己免疫疾患/脂質異常症/腎結石/
    睡眠時無呼吸症候群/ 睡眠障害/性機能障害/喘息/体型の変化/
    乳房の張り・痛み/爪がもろくなる/動悸/歯のトラブル・口の渇き/
    非アルコール性脂肪性肝疾患/皮膚のトラブル/皮膚のむずむず感/
    ブレインフォグ/閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)/ 片頭痛/
    ホットフラッシュ/慢性疲労/耳鳴り/目の乾燥・かゆみ/めまい/
    メンタルヘルスの不調