内容紹介
ウマと人間の長い共同生活の歴史を、ナショナル ジオグラフィックのダイナミックで美しい写真を多数使って解説したビジュアル書籍。5600万年前から3390万年前まで続いた始新世と呼ばれる時代に、北アメリカの大平原を駆け回っていた小型の草食動物がウマの祖先だったと言われる。彼らはベーリング海峡を渡り、260万年前までに広大なユーラシア大陸へ生息域を広げて行った。
この間に、ウマたちはどのように進化して今の種類になったのか。人間との関係が敵対から共存へと変わって行ったのは、いつごろからのことか。本書はウマと人間の織りなすさまざまなエピソードに触れながら、今日のウマの高い運動能力や知的能力、そして優しく親しみやすい性格が育まれてきた過程を明らかにしていく。
野生のウマと人間との関係が一変したのは、ウマが人間の農耕生活を大きく変革したことに始まる。農村だけでなく都市でも荷役の運搬や人員輸送に革命をもたらした。そしてさらに大きな影響は、ウマが強力な戦力として軍事的に役立つことがわかったことだ。
ウマは仕事や戦争に役立つだけでなく、人を楽しませる魅力を持った動物であることが次第にわかってきた。競馬や障害物競走、曲芸などを通じて人とウマの関係は深まってきた。心を病んだ子供たちを癒してくれるセラピーホースの活動についても詳しく紹介している。
【目次】
CHAPTER 1
ウマのあけぼの
ウマはどのように進化を遂げ、人間の文化の一部となったのか
CHAPTER 2
パートナーシップ
ウマと人間はどのように協力し、成功を分かち合ってきたのか
CHAPTER 3
ウマにまたがる
ウマは私たちの暮らしをどのように支え、豊かにしてくれているのか
