内容紹介
語りたい論文? あるに決まっている!! 最前線で活躍する研究者が思い入れたっぷりに語る、「偏愛論文」アンソロジー第2弾!各分野の最前線で活躍する19名の研究者たちが科学論文を読む面白さを語る、好評シリーズ待望の第2弾。
斬新な発想や大胆な手法に瞠目したもの、無駄なく美しくさえ感じる構成に痺れたもの、脇道に逸れたことで偶然出会ったもの、世界レベルの新たな挑戦の瞬間に立ち会えたもの──偏愛論文についての研究者たちの熱い語りを通じて、科学を支える柱としての論文の意義についても触れることができる。
国境を越えて、時空を越えて、論文は今日も科学を伝える。論文を書く人も、読む人も、論文を読んだことがない人も、科学を愛するすべての人に。
「私にとっての圧倒的なナンバーワン」
「強い論文は、声高に主張しない」
「論文を発表することは、かくも人生をかけた大仕事」
「デジタルデトックス的論文漁りの楽しみ」
「『世界にはこういう人たちがいる』という事実」
「本論文の素晴らしさは、結果ではなく、手段にある」
――本文より
【目次】
はじめに
隠れ偽カマンベールチーズファンの信仰生活───加藤文元
東京タワーで物理談議───野村泰紀
量子コンピュータが「古典」を超えた日───藤井啓祐
狂っているのは、ボクか、世界か───川口慎介
手術の歴史を変えた外科医の大発見───山本健人
私の人生を変えた、美しい免疫学の論文───椛島健治
体外生命体から体を守る防衛隊 イルカ達の免疫機構を例に───田島木綿子
ヒトの脳はファンタジスタ集団?───林(高木)朗子
命の価値は───姫岡優介
カメムシ共生細菌カプセルの温故知新───深津武馬
波江元吉の「臺灣の黑肢猴」及びその次の論文───川田伸一郎
土星の環が教えてくれたこと───小久保英一郎
動物のこころの奥行きに魅せられて───瀧本(猪瀬)彩加
感情は本当に〝円〟で表せるのか 論文から学んだ、疑うことの面白さ───日永田智絵
「観測から構造を知る」ことの統一理論───今泉允聡
量質転化の法則───田口善弘
地球温暖化の証拠を世に出す───伊勢武史
膨らむ石、割れるマグマ───前野深
三角量子ビリヤードと悪魔点───全卓樹
