※お手元の書籍の刷数は、奥付でご確認ください。
p14~26「2.1 Windowsに開発環境をインストールしよう」
この節でインストールする開発環境のひとつに「Android開発ツール」があります。「Android開発ツール」とは米Googleが提供するアプリケーションで、統合開発環境のEclipseに、ADTというAndroidアプリ開発用のツールを組み込んだものです。
ところが、本書が印刷工程に入ったあとに、米Googleが開発環境「Android Studio」の正式版を公開したことに伴い、EclipseにADTを組み込んだ形でのAndroid開発ツールの提供を終了しました。そのため、本書で解説した手順ではインストールできなくなっています。
ただし、EclipseとADTをそれぞれ個別にインストールすることで、本書の説明どおりにAndroidアプリを開発することができます。本書8ページでも説明しているように、Androidアプリ開発には次のソフトウェアが必要です。
- JDK(Java Development Kit、Java開発キット)
- Eclipse(統合開発環境)
- Android SDK(Android Development Kit)
- ADT(Android Development Tools)プラグイン
これらのソフトウェアを、次の手順でインストールしてください。
- 本書14~17ページの「JDKをインストールしよう」の手順に従って、JDKをインストールします。
- 続いて、Eclipseをインストールします。インストール手順は、本書の著者のサイトで公開されておりますので、こちらをお読みください。
http://www.wings.msn.to/index.php/-/B-08/cmn_win_eclipse
なお、上記URLの説明では、ダウンロードしたファイルの展開(解凍)先フォルダーを「c:\」としておりますが、本書では「C:\android」フォルダーに展開するものとして説明しています。展開先フォルダーはどちらでもかまいませんが、「c:\」に展開した場合は、本書の説明を適宜読み替えてください。 - 続いて、Android SDKとADTをインストールします。インストール手順は、本書の著者のサイトで公開されておりますので、こちらをお読みください。
http://www.wings.msn.to/index.php/-/B-08/android_win
Eclipseを起動したときに「ようこそ」画面が表示された場合は、タブの×印のアイコンをクリックして閉じてください。
また、[Android SDK Manager]画面で、[Android 5.0.1]や[Android 4.4W](およびその配下の項目)にあらかじめチェックが入っている場合は、必ず外してください。本書ではこれらのバージョンは使用しません(25ページのヒント「SDKのバージョン」をご覧ください)。