本書で紹介したプログラムをVisual Studio Code上でデバッグすると、FileNotFoundErrorとなり実行できないことがあります。

エラーの原因

このエラーは、プログラム中で何らかのファイルを操作(開く、保存するなど)しようとしたときに、対象となるファイルが見つからなかったことを示すエラーです。

これはVisual Studio Codeで実行する場合に起こる現象で、デバッグするプログラムのフォルダー(ディレクトリ)が、Visual Studio Codeのカレント(現在開いている)フォルダー(ディレクトリ)とは異なる場合に起きます。

Visual Studio Codeは、独自に開くフォルダーの情報を持ちます。これは、ターミナルのプロンプトで表示されるディレクトリで確認できます。

[フォルダーを開く]操作でエラーを回避

正しくプログラムが動作するフォルダー(ディレクトリ)にするためには、サンプルプログラムをデバッグするとき、もしくは新規に作成したプログラムをデバッグするときのいずれであっても、あらかじめVisual Studio Codeでプログラムファイル(.py)が保存されているフォルダーを開く操作が必要です。

具体的にはまず最初に、本書39ページの図1-21で説明した方法で該当するフォルダーを開くか、[ファイル]メニューから[フォルダーを開く]を選び、該当するフォルダーを開きます。そのうえで、既存のファイルをデバッグする場合は、ウィンドウ左側のエクスプローラーからファイルを指定します(サンプルプログラムなどの場合)。新規にプログラムを作成する場合は、エクスプローラーのフォルダー名の右側に表示される[新しいファイル]アイコンをクリックして、新規のファイルを作り、コードを記述します。この手順を踏まえてデバッグすれば、FileNotFoundErrorは回避できます。すでに何らかのフォルダーを開いている場合は、[ファイル]メニューの[フォルダーを閉じる]で、いったんそのフォルダーを閉じる必要があります。