内容紹介

ソフトウェア開発を中心としたプロセス改善の有力モデルと言われるCMMとCMMIの導入解説書です。具体的な導入・レベル認定例と国際標準仕様を通して解説しました。CMMI(Capability Maturity Model Integration:能力成熟度モデル統合版)は、5または6レベルのモデルから成り、より高いレベルのCMMIを実現することによって、ソフトウェア開発を中心としたプロセスの改善度が高まるものです。従来はソフトウェア開発に絞って、CMM(SW-CMM)と呼ばれていましたが、製品開発、システムエンジニアリング関連も取り込んで、エンジニアリング全般に関するプロセス改善モデルの国際標準化(ISO/IEC TR 15504)を進めるために、CMMIに拡充されました。カーネギーメロン大学のSEI(Software Engineering Institute)がこのモデルを開発し、ガイドを公表しています。日本では、経済産業省の主導で、CMMIに対する関心が高まっています。全体は5章から成り、第1章はソフトウェア開発の改善、第2章はソフトウェア開発改善モデル、第3章はCMM/CMMIの導入、第4章はSW-CMM、第5章はCMMIの構成です。