内容紹介
2007年10月に発行した『再入門・材料力学』(基礎編,応用編,実践編)の続編。機械設計において盲点となっているところや,事故に直結するために特に注意すべきところなどを拾い上げ,材料力学の視点から分かりやすく解説した。例えば,2007年5月に大阪で起きた「ジェットコースター事故」。著者は,車軸のおねじ部分が疲労破壊していたことから,ねじの緩みが原因と推測する。本書では,こうした事例を取り上げながら,ねじの緩みでなぜ疲労するのか,なぜ事故が起きてしまうのか,その理由を材料力学の観点から明らかにした上で,そうならないための解決策を提示している。まさに「勘所」というべき,設計のノウハウが詰まっている。⇒ 製造業の課題解決と技術革新を支援する「日経ものづくり」公式サイトへ