内容紹介
「納期はとっくに過ぎたのに部品がこない」「いつの間にか品質が落ちていた」「勝手に仕様を変更されていた」「支払いが終わったら後は知らん顔」「夜勤で作業員が寝ていた」「改善を褒めたら作業標準を守らなくなった」「経歴は詐称だった」「低コストのはずが逆に高くついた」…。これらは日本の“常識”が通じない中国工場で今なお起きているトラブルです。日本企業が中国工場で製品を造ったり,中国から部品を調達したりするのは,もはや特別なことではなくなっています。ところが,中国工場では,いまだにトラブルの話題に事欠きません。
本書では,日系メーカーの中国工場の現場を走り回った著者が,悪戦苦闘した末に獲得した貴重な経験とノウハウを,「取引」「品質」「人材」の三つのテーマに分類してご紹介します。中国工場の実力を世界に通用する水準に引き上げるための基本書です。
製造業の課題解決と技術革新を支援する「日経ものづくり」公式サイトへ