内容紹介
ソフトウエア開発プロジェクトの中流工程において、「プロセスの状態を可視化(見える化)する方法」を実践的に解説しています。また、単にプロセスの状態を見える化するだけでなく、複合的な問題の根本原因を的確に探り当てる手法と、それを基に問題を改善・解決できるようにする手法まで解説しています。06年発行の「下流工程編」、07年発行の「上流工程編」に続く、待望の「中流工程編」です。これまでのプロジェクト・マネジメントはマネージャ個人の経験に負う所が多かったわけですが、本書は、経験豊富なマネージャが考えることを各種のチェックシートやパターン分類表(リスク分類表や失敗事例集)などに体系化しました。各種ツールは実際のプロジェクトで試行し、フィードバックを得て改良しています。こうした複数のツールと手順を示すことにより、比較的経験の浅いプロジェクト・マネージャでも中流工程の開発プロセスに対して「見える化」を実践できるようになります。
本書は、ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)が収集したITプロジェクト・マネジメントに関する豊富な情報を基に構成しています。それは失敗事例集やプロジェクト・データの測定項目リストをはじめ、各種のチェックシートにまで反映されています。これら「見える化」に利用する各種のツールは、巻末に一式掲載しています。読者はこれらを応用することで、すぐにでも見える化を始められるでしょう。
◆ ITプロジェクトの見える化 ~上流工程編~
◆ ITプロジェクトの見える化 ~下流工程編~