内容紹介

軽症患者約500人に1人の割合で、入院が必要な疾患が隠れている。
しかし、重い病気であっても、初診時の症状は軽症患者と大差ない。
どうやって、重い病気を見落とし無く見つけ出すか
--小児診療に関わる永遠の課題に、クイズ形式で楽しみながら挑む。



「日経メディカル」誌の人気コラム「日経メディクイズ」から小児診療に関する選りすぐりの症例を集めました。主訴から、疑うべき疾患、確定診断のために必要な検査などをクイズ形式で考え、学ぶことができます。重症例と非常によく似た軽症例の見分け方のコツも伝授。他の教科書には詳細な記載のない、稀な症例もオールカラーで解説しています。


<ここが本書のポイント!>

★クイズ形式で診療のポイントを詳解
症状を写真付きで説明し、診断と治療法を出題。ページをめくると、答えと詳細な解説--どのような症状から、どのような疾患を疑い、どのような精査を行うべきか--を掲載しています。

★症例を2ページ単位で紹介
出題と解答が読みきりになっているため、多忙な医師でも少しずつ読み進むことが可能です。

★判断を誤りやすい症例を掲載
「ピットフォール」とは「落とし穴」の意。小児を診療するうえで、判断を誤りやすい症例を紹介し、落とし穴に陥らないよう指南します。

★フルカラーの豊富なビジュアル
フルカラーの豊富な写真で実際の症例を疑似体験できる、他に類をみない書籍です。小児診療に携わる医師の“勘”を養うためにも役に立ちます。