内容紹介
シリコンバレーを舞台に天才プログラマーのドリームチームが挑んだオープンソースプロジェクト「チャンドラー」
陣頭指揮をとったのは、ロータス1-2-3を開発した
元ロータスデベロップメント設立者、ミッチェル・ケイパー。
ケイパーが夢を託した「チャンドラー」は、
カレンダー、メール、メモ書きといったソフトウエアの垣根を越えて、
自由に身の回りの情報を管理できる新しいPIM(情報共有ソフト)。
ケイパーは、オープンソースアプリケーション財団(OSAF)を創設し、
伝説のプログラマーたちが集まってくる。
元初期マックOS開発者、アンディ・ハーツフェルド、
元ゲーム「ローグ」開発者、ネットスケープ創業時メンバー、マイケル・トーイ、
元アップルでマックBASICを開発した、ドン・デンマン、
元初期マック用ワープロ開発者、ジョン・アンダーソン、
ネットスケープ創業時メンバー、ルー・モントゥリ、
--錚々たるメンバーが、夢のPIMプロジェクトにのめりこんでいく・・・・・・
しかし、立ち塞がる難題、時間の壁、去り行く同志、
なぜかプロジェクトは迷路にはまっていく。
ソフトウエア開発はなぜ遅れるのか。
同じ過ちを繰り返しながら、なぜ今度だけは違う、自分だけは違うと信じてしまうのか。
ソフトウエアとはそれほど難しいものなのか。
その謎を解こうと、著者は、歴史をひもとき、混迷する3年間をつぶさに追っていく。
米国で多くのプログラマーの共感をよんだ話題の長編ノンフィクション!