内容紹介
電力を無線で伝送する「ワイヤレス給電」技術への関心が、急速に高まっています。スマートフォンやデジタル・カメラの非接触充電、薄型テレビへの壁からの電力供給、電気自動車の充電、工場やビルの配線レス、さらには宇宙太陽光発電の電力伝送まで、幅広い応用に期待が集まっています。NTTドコモが非接触充電機能を搭載したスマートフォンを発売したほか、トヨタ自動車や日産自動車が電気自動車の充電用途にワイヤレス給電の活用を検討しています。ソニーや東芝、韓国Samsung Electronics社などの機器メーカーのほか、村田製作所やTDK、米WiTricity社など、要素技術を開発するメーカーの取り組みも活発化してきました。本書は、国内や海外の法規制動向、業界団体の標準仕様、海外メーカー動向など、ワイヤレス給電に取り組む企業にとっての必須情報を満載したガイドブックです。日本を初めとする海外の法規制の動向や、WPCがまとめた標準規格「Qi」の徹底解説、またブロードバンドワイヤレスフォーラムが策定したガイドラインの解説を収録しました。電力伝送の基礎に関する解説に加え、エネルギー・ハーベスティングや宇宙太陽光発電などのアプリケーションや市場動向、関連企業の最新動向を掲載し、ビジネス動向と技術動向の両方を把握できるように構成しています。非接触充電や無線電力伝送の特集記事だけでなく、NTTドコモ、米WiTricity社、村田製作所の解説記事を収録。NTTデータ経営研究所による市場展望など、オリジナル寄稿も盛り込んでいます。ワイヤレス給電技術に関わる方、これから事業化や企画開発の検討を始めようという方に、おすすめの一冊です。
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