内容紹介

産業界に今、大きなビジネスチャンスが到来しています。超高齢化の進展や医療費の高騰、生活習慣病の増加などの社会問題を背景に、「医療のコンシューマ化」とも呼ぶべき動きが活発になっているからです。この動きの中で見えつつあるのが、医療・ヘルスケア・介護の分野における、新たな機器開発の潮流です。

医療機器については、例えばより小型でモバイル性に優れた機器や簡便な検査を実現する機器など、従来の医療機器メーカーが注力してこなかった領域の機器開発や要素技術開発が求められるようになってきました。新規参入企業をサポートするための政府の施策も活発になり、許認可のハードルを下げる薬事法改正の動きも盛り上がっています。

ヘルスケア機器では、スポーツや睡眠など、人間のさまざまな活動を計測することで価値を生む機器が相次いで登場しています。センサやワイヤレス技術を活用して日常生活モニタリングする領域でも、データの活用やセキュリティーなどに対する議論が深まるなど、次のステージに進みつつあります。

介護機器の分野では、喫緊の人材不足を解消する切り札として、介護ロボットの実用化に大きな注目が集まり始めました。2012年7月に閣議決定した「日本再生戦略」では、介護ロボットに予算特別枠が組まれ、2015年の介護報酬改定における保険対象化に向けた議論も盛り上がり始めています。

そこで、別冊「デジタルヘルス」シリーズの第4弾となる今回は、「広がる参入機会 新たな機器開発の潮流」と題し、これらの動向や具体事例を把握できる1冊としました。日経BP社が発行する技術専門誌「日経エレクトロニクス」「日経ものづくり」や専門Webサイト「デジタルヘルスOnline」にこれまで掲載された記事を交え、総論、インタビュー、医療機器、ヘルスケア機器、介護機器(ロボット)、展示会レポート、要素技術などの項目に分類、整理しました。巻末には2012年6月以降のデジタルヘルスOnline関連記事一覧も収録しています。デジタルヘルス分野における、新たな機器開発の潮流を把握できる1冊です。

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