内容紹介
本書は“Agile Software Engineering with Visual Studio: From Concept to Continuous Feedback”(Addison-Wesley Professional, 2011年)の日本語翻訳版です。アジャイル開発方法論のひとつである「スクラム」と、そのスクラムを開発ツールのひとつである「Visual Studio」で実践する方法を、両方ともバランスよく解説しています。.NET開発者に限らず、すべての開発者に幅広く活用していただける内容です。★「監訳者序文」より抜粋(敬称略)
本書は、アジャイルの概念解説書でもなければ、プラクティスやツールの技術解説書でもありません。本書は、アジャイルプラクティスとソフトウェアエンジニアリング環境をそれらの背景から必要性までを説き、さらに具体的な実践へ導く、今までにない画期的かつ、現実的な書籍です。
アジャイルコンセンサスに触れ、スクラムを中心にアジャイルプラクティスを解説しつつ、ツールを積極的に活用して、規律あるソフトウェアエンジニアリングとして相乗効果を得る方法について的確に確実に学んでいただくことができるでしょう。
その意味で、本書はソフトウェア開発に携わる方、経営者、プロジェクトマネージャ、開発者を問わず読んでいただきたいです。本書は、それぞれの立場で読むことで、その立場だからこそ得られる気づきを得ることができるでしょう。また、開発者ならば経営者の、経営者ならば開発者のといった異なる立場の置かれている状況、あるべき姿を知るきっかけにもなるでしょう。
日本マイクロソフト株式会社 エバンジェリスト
長沢智治